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ひょうたん百科事典

 末広がりの形をしたひょうたんは、古来よりとても縁起の良いものとされ、除災招福のお守りや魔除けとして広く用いられてきました。3つ揃えば三拍(瓢)子揃って縁起がよい。6つ揃った「六瓢箪」」は、無病(六瓢)息災のお守りになるとされます。
 また、蔓が伸びて果実が鈴なりになる様子から、家運興隆・子孫繁栄のシンボルともされます。
 ひょうたんに絡むキーワードは、「水(水神)」「生命」「健康」です。以下にひょうたんにまつわるさまざまなエピソードをご紹介しますが、この三つのキーワードがそこかしこにでてきますヨ。

(目次)
 植物として見ると
 一般的な用途
 ひょうたんのことわざ
 ひょうたんと風水
 神話に登場するひょうたん
 豊臣秀吉の馬印








〈植物として見ると〉

●ひょうたん(瓢箪) Bottle Gourd
 ウリ科の一年草。ユウガオの一種。
 「なりひさご」「ひさご」「ふくべ」とも呼ばれます。

 ひょうたんは大きさにより、豆ひょうたん(5cm以下)、千成(10cm前後)、百成(13〜20cm)、中成(20〜30cm)、大瓢(30〜50cm)、長瓢(100〜150cm)などの種類に分かれます。名前だけみると、千成の方が百成よりも大きそうですが、実際は逆です。他に立姫、鶴首、ダルマなどの変形したものもあります。

 日本では、夏の日よけとしてひょうたんの棚づくりが盛んに行われてきました。清々しい青葉にひょうたんの実が下がる光景は。日本の夏の風物詩でした。

●花言葉
 繁栄、利得、夢 、円満








〈一般的な用途〉

  乾燥させると容器として使えるようになるため、世界各地で古代から使用されてきました。そのままなら水やお酒、薬、農作物の種入れに、横に割ればお椀に、縦に割れば皿やひしゃくの代わりになります。ひょうたんに入れたお酒は、いっそう風味が増すとか・・・。ちなみに、ひしゃくとは「ひさご」が転化した言葉だそうです。
 楽器としても世界各地で使われており、他に、装飾品、喫煙具、農具、祭事用品としても幅広く使用されてきました。

 特に作物の種入れとして用いられてきた歴史は長く、「ひょうたんの中に入れた種は必ず芽が出る」とされました。
 農耕民族にとって、作物の種は命をつなぐ食物を得る大切なもの。まさに生命そのものです。それを入れるためのものですから、ひょうたん自身が招福と健康の象徴となったことは想像に難くありません。

 ひょうたんはこれまでは食用にはされてきませんでしたが、最近ではひょうたんの漬け物なども登場しています→。









〈ひょうたんのことわざ〉

「ひょうたんから駒が出る」
  駒とは馬のことです。ひょうたんから馬が出てくるはずはないので、意外な場所から意外な物が出てくること、起こるはずのないことが起こること、冗談で言ったことが現実になってしまうことを言います。









〈ひょうたんと風水〉

 ひょうたんは、持ち主の健康を促進し、家の気を旺盛にすると共に、よくない気を減じる「化殺」の効果があるとされます。
 五行の元素では「金」になり、八卦では兌宮(西)と乾宮(北西)に属します。

●医療のシンボル
 ひょうたんは昔から薬入れなどに用いられたこともあり、医療の象徴とされてきました。
子供が病気がちで心配な場合は、ひょうたんを枕元に置くという風水術があります。男の子なら枕元の左側に、女の子なら右側に置くようにします。これは大人の場合も同じです。

●化殺効果
 化殺とは、よくない気を減じること。
 たとえば、玄関や窓辺にひょうたんを下げると、邪気を内部空洞に吸収するとされます。ひょうたんはそのくびれた形から「入るのは容易だが出るのは困難」とされ、いったん吸い込んだ邪気を外に出さないとされます。
 また、ひょうたんの丸い表面が尖角の放射を和らげるとされます。「尖角の放射」とは、物の尖った部分から放たれる殺気のことです。お隣の家の角がこちらに向いていたり、大きな家具の角の延長線上や、太い柱や天井の梁の下に長時間いると、健康によくないとされます。解決法としては、風水の鏡で放射を反射させたり、柱や梁なら角の部分にひょうたんや鈴、丸いクリスタルををぶらさげます。

●家運・財運興隆
 末広がりのひょうたんは、気を貯める道具として使われ、財運をもたらすとされます。西(金運)や東北(財運)の方位に置いたり、金庫・通帳と一緒にしておくと良いでしょう。また、玄関や床の間の飾り物としても重宝されます。
 商売をなさっている方でしたら、入口に置いておけば、通り過ぎようとする「財運の気」を、ひょうたんが吸い込んで逃さないという暗示にもなります。

風水 尖角ソフナー
風水 尖角ソフナー
水晶 ひょうたん 置物
水晶ひょうたん置物
タイガーアイ ひょうたん ストラップ
タイガーアイひょうたんストラップ
ローズクォーツ ひょうたん ストラップ
ローズクォーツ ひょうたん ストラップ










〈神話に登場するひょうたん〉

 中国では、中が空洞のひょうたん内部には精霊が宿るとか、別世界があるとされ、様々な神話や伝説に登場します。孫悟空がひょうたんに吸い込まれる話などはその典型ですね。他にも、ひょうたんと仙人、ひょうたんと水に関するエピソードは、多数残されています。一説には、ひょうたんが「宇宙」という器の象徴とされたのではないかという見方もあります。
 下記に、ひょうたんにまつわる日中の代表的な神話をひとつずつご紹介します。

●中国の「ノアの箱船」はひょうたんだった!

 大洪水によって人類が一度滅んだとする伝説は、実は世界各地にあります。中国にもノアの箱船にそっくりの神話があり、ひょうたんの舟が登場するところが東洋的です。

 ある日、男が野良仕事をしていると、遠くで雷が鳴ったので、彼は息子と娘に家に入るように命じました。そして待ち伏せして雷神を捕らえ、鉄の檻に閉じこめました。
 男は雷神を漬け物にするため、市場に香辛料を買いに出かけることにしました。息子と娘には、「雷神には水や食べ物を与えるな」と言っておいたのですが、子供たちはかわいそうになって水を与えてしまいました。すると雷神は力を取り戻し、檻をや破って出てきてしまいました。雷神は助けてくれたお礼として、自分の歯を1本、子供達に渡しました。その歯を土に埋めると、みるみる内に芽が出て花が咲き、大きな瓢箪の実を付けました。
 やがて大雨が降り始め、洪水が起こり始めました。市場から戻ってきた男は、子供達にひょうたんの中に隠れるように言い、自分は舟に乗りました。洪水はひどく、宇宙の仕組みが完全に壊されるほどでした。水かさが増し、舟が天に届くと、男は天帝を訪ね、洪水を終わらせてくれるように頼みました。天帝が水神に命じたおかげで地上の水はどんどん引いていきましたが、男の乗った舟は地面に激突し、死んでしまいました。他の人々も洪水でことごとく死滅してしまい、生き残ったのはひょうたんに入っていた二人の子供だけでした。

 この二人は、現在の人類の子孫(アダム&イブ?)となりました。
 息子の方は、伏義(フッキ=ひょうたんの意)と名乗り、八卦を定めたり、人類に火種をもたらして、動物の肉を焼いて食べられるようにしたとも言われます。時代が下ると、雷神の子として、上半身が人で下半身が蛇の姿をした姿で描かれたりしました。
 娘の方は、女禍という名前になり、中国神話では現在の人類を作った女神とされます。
 中国の古地図を見ると、黄河の源流には常にひょうたんが描かれているそうです。これも何かを暗示しているようで面白いですね


●日本書紀に見るひょうたんのエピソード
 
 仁徳天皇の在位11年(323年頃)、淀川に日本で初めての堤防を築く工事が行われました。しかし工事はなかなかうまくいかず、特に洪水の影響で2カ所だけどうしても堤防がつながらない場所がありました。
 心配していた仁徳天皇の夢に、ある日神様が現れ、「蔵人強頸と茨田連衫子の2人を川の神に捧げれば、堤は完成するだろう」と告げました。
 この二人は探し出され、蔵人強頸は泣く泣く人柱になりました。しかし、茨田連衫子は知恵を働かせ、「もしも私を欲している川の神が真の神ならば、ひょうたんを投げ入れれば水に沈んで浮いてこないでしょう。けれど、浮いて出てくるならそれは偽りの神ですから、人柱になることはできません」と述べ、ひょうたんを川に投げ入れました。すると一瞬激しいつむじ風が起こったものの、ひょうたんは水から浮き出て下流へと流されていきました。こうして杉子は人柱になることを逃れ、堤防はその後無事完成したそうです。

 この他、ひょうたんを腰にぶらさげていると溺れないなど、ひょうたんと水に関する伝説や昔話は多数あります。







〈豊臣秀吉の馬印〉

 秀吉は合戦の馬印として千成瓢箪を使用し、天下を取りましたね。その発端は、美濃の斎藤竜興攻めだったと言います。

 織田信長が美濃攻めに本腰を入れても、堅固な稲葉山の城はびくともしませんでした。そこで、当時木下藤吉郎と名乗っていた秀吉は、城の背後(からめ手)からの奇襲作戦を思いたち、配下の蜂須賀小六ら野武士を引き連れ、稲葉山の裏山に分け入りました。その時、山気を払うため、ひょうたんをひとつ腰につけていきました。
 首尾良くからめ手から二の丸の水門に出ると、腰のひょうたんを竹の先に差し、高く上げました。これが合図となり、総攻撃が始まり、同時に秀吉達は城内に侵入して火を放ちました。これにはさすがの稲葉山城も陥落。この功績により、秀吉は信長から金のひょうたんをもって馬印とすることを許されたそうです。秀吉は1勝ごとに1つ加え、もって千と成さんと、気勢を挙げたのでした。

 秀吉はその後長浜に城を築き本拠地としました。今でも、長浜市の市章はひょうたんをデザインしており、瓢箪をあしらった橋の欄干なども目にすることができます。また瓢箪愛好の全国組織である全日本愛瓢会の本部も置かれているそうです。





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