■解説
アンモライトとは、古代に生息したアンモン貝(オウム貝の先祖)の化石です。アンモン貝の化石は世界各地で見つかりますが、宝石質として認められるは、カナダのアルバータ州とマダガスカルの一部でしか採掘されません。特にカナダ産が有名です。
別名、コーライト、バッファローストーン、オーロラライトなどとも呼ばれます。
(アンモライトの成り立ち)
アンモン貝が生息していたのはおよそ7,000万年前 、カナダがまだ亜熱帯地方だったころ。やがて絶滅し、その貝殻は海底の堆積物の中に取り残され、カナダが陸地になるにつれて地中の奥深くで長い眠りにつき、鉱物化していくことになります。豊かなミネラル分を含んだ堆積物は、複雑な自然条件と悠久の時間をかけて、アンモン貝の殻にまばゆいばかりの色と輝きを与えていったのです。最初にこの美しい化石を発見したのは、地元のインディアンだったと言われています。
(インディアンによる発見)
昔、カナディアン・ロッキー山脈沿いにテントを張り暮らしていたブラックフット族は、ある時期、部族全体がひどい飢えに苦しんだそうです。食料となるバッファローが消え去ってしまったからです。そんなある冬の日、部族の少女が薪を探して雪の中歩いていると、木下にまばゆく煌めく石を見つけました。
「あなたが私を村に持ち帰れば、あなたの村に大きな糧がもたらされるでしょう・・・」。
そんな声がどこからか聞こえてきました。
少女がその石を持ち帰ると、お告げのとおり、翌朝テントの外にはバッファローの大群が戻ってきていて、村は飢えから救われ、その後幸せに暮らすことができました。ブラックフット族はこの虹色にきらめく石は「強力なパワーと幸せをもたらす」として、バッファローの皮に包んで狩りの儀式や、薬・お守りとして使うようになったそうです。
(近代の発見)
1908年にカナダの地質調査隊により、鉱石化したアンモナイトとして発見されましたが、このときはまだ宝石質として認められるものは発見されませんでした。
その後、1970年代後半から地元の企業が独自に採掘をはじめ、高品質のアンモナイトを発見。1981年に国際宝石貴金属連盟によって正式に宝石として認定され、「アンモライト」の名を与えられました。
ただ現在では採掘量がかなり減っており、まるごと貝の形を保ったものは見つかりにくくなっているそうです。出てくるのは破片状態のものがほとんどですが、それでもかなり希少品と言えます。
アンモライトは非常にもろいため、商品として流通している場合は、合成樹脂や合成クォーツなどによって表面をコーティングしたり、裏面を張り合わせるなどして強度を補強したものが多くなります。
(きらめくモザイク模様)
アンモライトの最大の特徴は、美しくきらめくモザイク模様でしょう。まるで虹や万華鏡、オーロラを連想させる神秘的な輝きは、見る角度によって色が変わったりするなど、さまざまな表情を見せてくれます。色合いとしては、赤、オレンジ、黄色、金色、緑色が多く、青や紫色は希少です。
成分的に分析すると、こうした色や輝きは、アンモン貝の表面に、アラゴナイト質(天然の炭酸カルシウム成分)が薄く付着したためとされています。
一方でサイキック的な見方をすると、原始時代の太陽の光が封じ込められているため、持ち主に強力なエネルギーを与え、あらゆるチャクラを刺激し、健康と力を与えるとも言われます。特に、陰の気を除去する作用が強いとされるため、鬱っぽかったり消極的だったりする方にはお奨めです。
(取り扱い状の注意)
非常にもろい石なので、強い衝撃を与えないように注意してください。また鉱物化しているとはいえ、もともとは化石なので、過度な湿気、熱、乾燥状態に長時間置くことは避けてください。
(浄化するには)
お香か水晶による浄化、もしくは月光浴をお奨めいたします。
水による水洗や日光浴はお奨め致しません。。浄化に関してはこちらへ。
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