■解説
石英(クォーツ)のうち黄色系をしたものをシトリンと呼びます。語源は柑橘系の果物「シトロン」。
黄色い色は金貨を連想させるため、シトリンは古くから金運・財運を呼ぶ石、繁栄と富貴をもたらす石として大切にされてきました。特に商売をやっている方にはお奨めで、商売繁盛のお守りとして珍重されます。ルチルやタイガーアイとともに、金運・財運の石として非常に有名です。
古代ギリシャの時代から宝石として扱われ、中世ヨーロッパでは宝石商がシトリンを意図的にトパーズと呼んで販売したため大流行しました。現在でも、シトリンを「シトリントパーズ」と呼ぶ場合があるのはこの名残です(もちろんこれは誤称です)。
天然の発色によるシトリンは少なく、現在市場で流通しているシトリンの多くは、アメジストを加熱して黄色にしたものです。
※シトリンのさらに詳しい解説は下記のメルマガに掲載しています。
今週の開運ツボ 第135号 シトリンとアメジストの微妙な関係
(鉱物として)
クォーツ(石英)のなかで黄色系に色づいたタイプをシトリンと呼んでいるわけですが、この色味にもかなり幅があります。
天然シトリンの場合、ほんのりレモン色に色づいたタイプや、落ち着いた緑黄色、茶黄色っぽいものが多いのですが、なかには深いアンバー調やスモーキークォーツに近いものまであります。
自然の鉱物に色が付いたものを、人間の視覚によって、水晶、シトリン、スモーキークォーツと分けているだけですから、それぞれの境目は曖昧とならざるを得ません。スモーキーシトリンといった中間的な名称を付けられるものが出てくるのはそうした理由です。
発色要因は鉄分を含んでいる点が大きく、地中で熱や放射線を浴びることにより、黄色に変化すると考えられます。
もともとアメジスト(紫水晶)として生成された結晶に熱が加わって黄色化したタイプが多いと考えられ、ひとつの石のなかに紫色の部分と黄色い部分が帯状に分かれているものもあります。こうした石はアメトリンと呼ばれます。
天然のシトリンは多くなく、現在市場に流通しているシトリンは、アメジストに熱処理を加えて黄色に変化させたものです。このタイプは色が濃く、オレンジ色や焦げ茶色系になりやすく、細かなクラック(ヒビ)が入りやすくなります。
また良く似た石としてレモンクォーツと呼ばれる水晶があります。こちらは色の発色要因が、鉄分ではなく、サルファー(硫黄)によるものです。
(パワーストーンとしての意味)
パワーストーンとしてのシトリンは、創造力や意志力を高め、夢や願いを現実化してくれる石とされます。
そうした作用が起こると考えられる理由のひとつは、シトリンは中腹部のチャクラを刺激し、エネルギーブロックをクリーニングし、働きを強める作用があるとされるからです。
なぜ中腹のチャクラなのでしょう?
その点についてまず解説いたします。
私たちが何かを作り出したり、行動し、体験しようとするとき、その大元になっているのは、私たちの思考、夢、願い、欲求といった目に見えない精神的なものです。
単純な例をあげれば、お腹が空いたという考えが起こるため食事をし、学校へ行こうという意思があるから家から外へ出ます。
何か物を作る場合でも、たとえば作曲家は頭に浮かんだメロディを楽譜という物質に置き換えますし、ビルを建てる場合なら建築デザイナーが頭に浮かんだイメージのビルを設計図に書き起こしていきます。
イマジネーションを物理次元に置き換えているわけです。
もっと簡単に言えば、エネルギーを物質化するとも言えるでしょう。
メタフィジカルな視点からすると、イマジネーションを物理次元に変換していくこうした作用は、中腹のチャクラが中心となります。
思考、感情、精神といった、頭頂から胸のチャクラにかけて存在していた高周波の波動が降りてきて、中腹部のチャクラに入ることで、物理的な波動に変化していくのです。
この原理は、アメジストとシトリンの関係性にもよく現れています。
アメジストは頭頂〜眉間のチャクラに呼応する波動を持つ石。アメシストは、地熱や人為的な加熱によってシトリンに変化することはよく知られています。
このように、中腹のチャクラはエネルギーを形にする場であり、可能性が生まれてくる場です。そのため、クリエティブな仕事をする方ににとっては、特に重要な場であると言えます。
このチャクラを使うことに洗練していくと、物質的な物事は精神世界からもたらされること、また精神世界にはもともとすべてが存在し、すでに与えられていることが理解できるようになります。
すると、人の意識が本来のチカラの源、宇宙に瀰漫(びまん)するエネルギーに同調するだけで、考えたことが実現し、欲しい物が引き寄せられるようになると言われます。
中腹のチャクラに呼応するシトリンが、財運や富貴をもたらすと言われてきたのは、こうした点からくるのでしょう。
ただし、シトリンのパワーをあまりに個人的な欲望にフォーカスした状態で使ってしまうと、「もっと欲しい」「手に入らないのではないか」「失ってしまわないか」という怖れや執着といったネガティブなエネルギーと同調してしまうため、注意が必要です。
エネルギーの具現化のためにシトリンと中腹部のチャクラを使おうとするときは、自らのためだけではない高次の目的を設定し、頭頂部のチャクラに呼応する石、〜水晶、ルチル、金、アメジスト、スギライトなどを併用して、高次の目的を見失わないようにすることが大切です。
逆に言えば、地上的なる物事を、常にスピリチュアルな視点で統括することができるようになれば、地球上に人間として生まれてきた目的の多くは達成できたことになります。
(ヒーリングストーンとして)
シトリンは温かな日だまりのような石です。
その波動は保護的なオーラを作りだし、冷えたココロを暖め、傷ついた感情を慰め、萎えてしまった気力を戻し、暗い考えに光りをもたらしてくれるとされます。
こうした作用はとくに感情面に影響し、くよくよして沈みがちな人に明るさと希望をもたらし、自信や快活さに向かわせてくれるとされます。
シトリンが呼応する中腹部は、肉体的な面では消化・吸収を行う場所。
またここは太陽神経叢(たいようしんけいそう)という神経が密集する場所でもあり、感情的な意味でも「消化・吸収」を司ります。
たとえば、心配事があるとお腹が痛くなるというケースがありますね。この場合は、自分自身で感情的に「消化しきれない」「納得(吸収)できない」問題を抱えているというメタファーになっています。
こうした際にシトリンを用いることで、その明るい波動が固まってしまいそうな感情を解きほぐし、必要以上に心配したり複雑に考えることを止めさせ、問題にきちんと対処していくサポートをするとされます。
また、消化吸収のメタファーはストーンヒーリングの分野にも応用され、お腹に溜まってしまった老廃物というエネルギーを流すため、シトリンをお腹の上に置いたり、軽く回すなどして波動を与え、排泄を促す試みが行われます。
(取り扱い状の注意)
太陽光線に長時間当てておくと色が褪せてしまいます。とくに人工加熱でない天然のシトリンを保管する場合は、紫外線の入らない箱に収めておくのがもっとも無難です。
(シトリンの浄化方法)
水による洗浄、セージ、月光浴、水晶、音叉による浄化のいずれかをお奨め致します。日光浴は褪色の原因になるのでお奨め致しません。
浄化に関してはこちらへ。
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