■解説
ムーンストーンと同じく、「長石(フェルドスパー)」グループに属する石です。
長石グループは、分子配列構造の違いから大きく2つの系列に別れ、ムーンストーンは“正長石グループ”、ラブラドライトは“斜長石グループ”に属します。ただしレインボー・ムーンストーンは後者に属し、「ホワイト・ラブラドライト」の別称で呼ばれることもあります。
(名前の由来)
18世紀後半、カナダのラブラドール半島にあるセント・ポール島で、宣教師が海岸で光り輝く石を発見。この石は発見地にちなんで、ラブラドライトと名付けられました。
同種の石は、フィンランドのユレマ地方でも産出します。こちらは第二次世界大戦中にたまたま発見され、虹色の発色が美しいことから『スペクトロライト』と呼ばれるようになりました。現在では、メキシコやアメリカでも産出されています。
(虹色の閃光)
ラブラドライトの特色は、なんと言ってもその美しい閃光です。冷たそうでいて、非常に深みのある光は「ラブラドレッセンス(ラブラド光線)」と呼ばれます。
石によって放つ色合いは異なりますが、ブルー、グリーン、ゴールド、オレンジ、レッドなど、様々な表情をみせてくれます。上質の石は宝飾品に加工されます。
地の色は濃いグレーや黒の場合が多く、そこにカラフルな色合いが発色するため、しばしば「アゲハ蝶の羽」にたとえられます。日本人なら、アワビ貝の裏側に浮かぶ文様を連想する方も多いでしょう。
発色の秘密は、この石の成分にあります。曹長石と灰長石が規則正しく縞模様を成すように混ざっているのですが、わずかに屈折率の違う部分がいくつも積み重なると、光の干渉現象が生じ、さまざまな遊色効果(シラー効果)となって現れるのです。
(宇宙とつながる石)
ラブラドライトの放つ冷たい光は、銀河系の他の惑星から、地球上でこの石を持つ人に発せられたある種の情報であると言われます。人間はその情報を、直感力や洞察力として認識するようです。
この点からすると、鋭い勘が必要な方、インスピレーションや想像力が必要な方には、特にオススメです。さらに、霊能者などサイキックな力を持つ人の能力を拡大するとされます。
また、自身のハイヤー・セルフ(高次の自我)による導きがスムーズになり、特に抑圧された性格を改善するとされます。
パワーストーンは石によっては持ち主の気質に合う・合わないという場合も出てきますが、ラブラドライトは持ち主のエネルギー状態に関わりなく、誰に対してもなすべきつとめを果たすとされます。つまり、水晶のように誰が持っても害が無く、「持ち主の夢や希望を叶える」オールマイティの石と言ってよいでしょう。
これらを考え合わせると、物理世界で個人に必要なモノをもたらす俗的な力から、魂の成長を促す高次の力まで兼ね備えた貴重な石と言えそうです。まさに21世紀を迎えた人類に必要な石であるような気がします。
(ヒーリング効果)
ストーンヒーリングの世界では、脾臓や仙骨にあるエネルギー・センターを活性し性エネルギーの不足を補う、肺を始めとする呼吸器系の働きの活性化、血液と神経系統の活性化を行うとされます。ただし現代医学で証明されているわけではありません。
また、石を持った人のオーラに特定の色素を加える作業を行い、オーラバランスの修復・安定化を図るとされます。ラブラドライトの放つカラフルな閃光を見ていると、さもありなんという気がしてきます。
よくラブラドライトは、「嫉妬や悪意といった外部からやってくるネガティブな波動から持ち主をシールド(保護)する」、「悲しみや怒り、落ちこんだ心を回復させる」と言われますが、これは上記のオーラ・バランスの修復によるものではないかとも考えられます。
(浄化方法)
月と星がよく出た晩に、宇宙からの光を浴びさせることをオススメします。
お香や水晶による浄化でも結構です。
ラブラドライトは劈開性(へきかいせい)といって割れやすい組成であるため、強い衝撃を与えないように注意してください。浄化に関してはこちらへ。
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