■解説
パイライトの語源は、ギリシャ語で「火」を意味する「pyr」。ハンマーで叩くと火花が飛び散ることから、その名が付けられました。
成分は黄鉄鉱という硫化鉄分です。多くの場合、四〜五〜六角形の立方体状の結晶が凸凹した状態で組成します。
色合いが醒めた黄金色〜銀色、真鍮色であることから、しばしば黄金と間違われました。そのため、「Fool's Gold(愚か者の金)」というニックネームでも呼ばれます。硬さでは、金よりはるかに固い鉱物です。日本でも「金運を呼ぶ石」として人気があります。
古代ギリシャ、ローマ、アメリカ大陸で、装飾品としてはもちろん、ヘマタイト同様に丁寧に磨いて鏡として用いられました。インカ帝国では巨大なパイライトを磨いて呪術用の鏡を作ったとされ、ネイティブ・アメリカンのメディスンマン(シャーマン)も再生の護符として用いたとか。
開運暗示としてはまず、この石を持つと身体の周囲に防御シールドが張られ、ネガティブなエネルギーの攻撃から持ち主を守るとされます。そのため、敵対している人物の悪意を跳ね返したり、危ない仕事に従事する際には危険回避のお守りになるとされます。
ポジティブな自尊心を高める効果もあるとされ、意志力を強め、自己を信頼し、セルフ・エスティームを高めてくれるとされます。ただし、もともと自信過剰気味の人がもつと、余計に自意識が強くなり、エキセントリックになる場合もあるとされます。
頭脳運にもよく、火花が散るようにアイディアをもたらすと同時に、分析力を強め、多面的でロジカルな思考に結びつけるので、アイディアの具現化を促進すると言います。
これはおそらく、パイライトの放つ波動が、右脳と左脳、潜在意識と顕在意識の情報流通を促進するという暗示から来ているものと思われます。
それは単なるアイディアをもたらすことにとどまらず、チャネリング能力を開発することにもつながるようです。世界各地のシャーマン達がパイライトで鏡を制作した理由のひとつは、ここら辺にもありそうです。
ストーン・ヒーリングの分野では、気管支炎や肺の疾患に効果があるという報告で一致しています。血液に酸素を供給し、循環を良くするとか。石自体を握っても良いし、棚に飾るだけでも違うそうです。
また、記憶力を高めるという報告もあります。
ただ、皮膚の弱い人やアレルギー体質の人は、直接肌に触れることは避けた方が良いかも知れません。硫化鉄分が肌を刺激する可能性があるからです。
他の鉱物内に混入している場合も多く、例えば青いラピスラズリに見られる金色の粒はパイライトです。そのため、パイライトとラピスは相性が良いとされ、特にアイディアや知力でお金を稼ぐ人は、パイライトとラピスを並べてデスクに飾ったりする場合もあります
(浄化方法)
お香、月光浴、水晶による浄化のいずれかをお奨め致します。水による洗浄や粗塩浄化は、鉄分が錆びる怖れがあるのでお奨めいたしません。日光浴は石のチカラをパワーアップさせるという説もありますが、色が退色する可能性もあります。浄化に関してはこちらへ。
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