■解説
【鉱物としてみたサファイア】
9月の誕生石とされているサファイアは、鉱物的には、コランダム(Corundum)の一種。非常に硬く、これより硬い石はダイヤモンドしかありません。
コランダムの内、濃い赤色の石はルビーと呼ばれ、その他の色を持つ石をサファイアと呼びます。つまり、サファイアとは、青、ピンク、オレンジ、緑、紫、黄色、白、無色など様々な色合いがあります。が、やはり最もポピュラーなのは、濃紺色を示すブルーサファイアです。
なかにはカボッションに磨くときれいな星状の反射を示すものもあり、こうした石はスターサファイアと呼ばれます。
現在では加熱技術が発達したため、透明感のある美しいルビーやサファイアの多くは、加熱処理されたものです。
また、ダイヤモンドに次ぐ硬さがあることから、工業用として人造サファイアも多く作られています。
【サファイアの言われ】
サファイアの語源は、青色を意味するラテン語の「sapphirus」、ギリシャ語の「sappheiros」に求められます。
古代ペルシャ人は、この世界は巨大なサファイアの上に載っており、空が青いのはサファイアの色が反射したためであると信じたそうです。
モーゼがシナイ山で神から与えられた十戒は、サファイアに刻まれていたとされました。(但し、古代においてサファイアと呼ばれた石は、ラピスラズリであったという説が有力です)
サファイアは長年に渡って、「信頼」「誠実」「真実」「貞節」の象徴とされてきました。ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つことから、「堅固な愛の証」を象徴し、恋人や夫婦の絆を強めるとされます。ただ、パートナーが浮気をすると光沢が失われ、不運が迫ると変色して知らせるという説も・・・。
下記に、サファイアを色別に分けてその意味を解説します。
【ブルー サファイア】
サファイアの代表格です。
サファイアの意味や石言葉として解説されるものは、特別な断りがない限り、ブルーサファイアに関することと考えてよいでしょう。
青は天空の色につながるせいか、カトリック教会はブルーサファイアを神の光を表す象徴と定め、聖職者の指輪にもっともふさわしい石として、司教や枢機卿にサファイアの指輪を右手につけることを奨めたそうです。
「信頼」「誠実」「忠誠」「貞節」といったサファイアの石言葉は、もともと聖職者が神への献身を示すシンボルとしてこの石を考えていたことから来たのかも知れません。
中世ヨーロッパでは、各国王族の宝飾品として好まれ、有名なところでは、イギリス国王の王冠の先端にある十字架に、有名なブルーサファイアが埋め込まれています。
パワーストーン的に観ると、真っ赤なルビーが情熱の炎ならば、青いサファイアは冷静な洞察力の石と言えます。
物事の表面に惑わされず、背後にある真理を見抜くサポートをします。
それは隠された真実を察知することや、自分自身の内面に埋もれている深い叡智(えいち)を呼び覚ますことにもつながります。
とくに、ネガティブな難しい状況に立たされたとき、いたずらに騒ぐのではなく、問題の核心は何で、どういった事を学ぶべきなのかを理解することで、問題を根本的に解決していく助けをするとされます。
問題の根本に立ち向かうことは決して気楽な作業ではありません。むしろ辛く、試練と言えるケースが多いでしょう。
けれどもそうするべき時には、そうしなくてはいけません。
ブルーサファイアは、そんな心のあり方をサポートします。
そういった意味では、ブルーサファイアは心に強靱(きょうじん)さをもたらす「鋼(はがね)の石」と言えるでしょう。
すべてのコランダムは強靱さを表現していると言えますが、とくにブルーサファイアは「心の強靱さ」を高める波動を持っているように感じます。
他人の意見に左右されやすい人にとっては自分の考えを表現するためのよきお守りになるでしょうし、たとえ自分に不利益がもたらされようとも真実を貫かなければいけない人には勇気をもたらしてくれることしょう。
スピリチュアルな成長の途上でクリアしなければいけないたくさんのハードルを、きちんと認識する手助けになるということです。
その他の開運暗示としては、まず「鎮静効果」が語られています。魂や感情の混乱を鎮め、不必要な妄想を取り除き、真実を見抜く直感と洞察力をもたらすとされます。その結果、ラピスラズリ同様、知性と理性を高めると言われます。激情的な人、すぐに感情的になって混乱してしまう人、憎悪に苦しんでいる人などに、良きお守りになってくれることでしょう。
チャクラ的には、喉〜眉間のチャクラに対応し、内実を見きわめ、表現力を高めるとされます。
【ホワイト サファイア】
純粋なエネルギーを持ち、頭頂〜高次のチャクラと呼応して、人間の意識を天空の霊的世界につなぐとされます。
そのため、何か難しい状況や困難な出来事に遭遇した場合、現世的な見方をするのではなく、より高い視点、霊的視点から問題を見る手助けをすると言われます。
リセット、心機一転して何かに新しく取りかかる際のお守りとしても良いでしょう。
ダブルポイント状に結晶した透明なサファイアは、ダイヤモンドに間違われることもあります。
【イエロー サファイア】
昔から「富と繁栄」のお守りとされてきました。
インドでは、商売成功のお守りとして商人達は美しい黄色のサファイアを身に着け、死者を送るときは、来世での富を願って、口の中に黄色いサファイアを入れて埋葬したときもあったそうです。
黄色いサファイアは、中腹のチャクラとよく呼応し、この部分の働きを高めるとされます。
中腹のチャクラの力が強まることで、よくありがちな「怖れ」や「疑念」の入る隙間をなくし、信念に基づく行動を継続させることで、成功に導きやすくすると言われます。
【ピンク サファイア】
胸のチャクラ、すなわち心のエリアにとても有効な石。
ルビーのような強烈さはないものの、優しく、明るいエネルギーを心の中に送り込み、痛みの解放や自分自身を受容することを教えるとされます。
人はしばしば、過去の人間関係で味わった感情的なトラウマに捕らわれてしまい、どうしても心の壁を築きがちになります。
そうした心に明るく楽しい光りを注ぎ、過去の傷をリセットして、引っ込み思案気味な傾向を変え、もっと自分を表現して、他者との関係に愛と楽しみをもたらすサポートをするとされます。
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今週の開運ツボ 第 309号 「ダイアナ妃とサファイアの指輪」
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