■解説
水晶の一種で、茶色や黒っぽい煙がかったような色をしたものをスモーキークォーツ(煙水晶)と言います。昔はスモーキー・トパーズと誤称されたこともあったそうです。
こうした色彩に発色する原因は、はっきりとは分かっていないものの、おそらく水晶内部に含まれる微量のアルミニウムイオンが、地中で天然の放射線を浴びたためであるとされます。
ただし、 普通の白水晶に人工的に放射線を浴びせてスモーキーにした石もありますし、スモーキークォーツを加熱処理して黄水晶(シトリン)として販売しているケースも見受けられます。
古代より「悪霊を祓う守護石」「争い事に勝つ石」「種族を保存する石」として重用されてきました。そのため、古代ローマ帝国では、この石に彫刻を施した印章を作成し、代々使用することが行われていたそうです。イギリスの古代ケルト族は、ほぼ黒に近いスモーキークォーツを「モリオン」とか「ケイルンゴルム」と呼び、悪霊払いやヒーリング・ストーンとして使ったそうです。
この石について特筆すべきは、やはりヒーリング・ストーンとしての報告が非常に多い点です。長期療養患者の快復を助けるとされ、ベッドの下や足下にスモーキークォーツを置いておくとよいとされます。他にも、不眠症や、手足の不調を改善するために用いられるとされます。
これはやはり、放射線が大きな役割を果たしているように思えます。放射線は、大量に浴びると人体に悪影響を及ぼしますが、微量ならば逆に健康を促進することはわかっています。ラジウム温泉など、微量放射線を利用した健康施設もあるほどです。昨今、癌に効くと噂される温泉も、その要因は鉱物から放出される放射線がからんでいるようです。ただし前述の効果は現代医学で証明されているわけではありません。
性格改善や精神的な開運暗示も大きく、神経を鎮め、精神を安定させ、力強さと忍耐力を養うとされます。たしかに、半透明の落ち着いた色合いを放つスモーキークォーツは、見る者を安心させるような気がします。
焦りがちで失敗が多い人や、不安感で動けなくなっている場合などに、ネガティブな感情からココロを開放し、集中力を高め、潜在能力を引き出してくれるとされます。イライラしたり、アガリ症の人にはお奨めの石です。
米国のチャネラー、ジュリア・ロルッソ女史は著書『Healing Stoned』の中で、「この石は一個の原子室として作用している」と述べています。
曰く、この石は放射性質を帯びており、石の中性子が人間の心身に大きく影響するとのこと。目に見えないレーザー光線のような超音波の周波数を放っており、人間のエーテル体と精神体を若返らせ、大きな治癒を生み出し、肉体的にも大きな鎮静効果とリラックス効果をもたらすとしています。
この意見は、前述の「長期療養患者の快復を助ける」という言い伝えと合致して興味深い点です。
またロルッソ女史は、アトランティスの時代に「癒しの神殿」で働いていた霊能力者たちは、エネルギーの焦点を創り出すためにこの石を用いていた、と記しています。
(浄化方法)
水による洗浄や、お香、粗塩、水晶による浄化のいずれかで結構です。日光浴は褪色の原因になるので、お奨めしません。浄化に関してはこちらへ。
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