■解説
(鉱物としてのサンストーン)
長石(フェルドスパー、Feldspar)の一種で、和名は「日長石」
長石グループには他に、ムーンストーン、ラブラドライト、アマゾナイトなどがあり、サンストーンは結晶の状態から斜長石グループに属します。
色調は、赤褐色〜銅色のものが一般的で、他にオレンジ、赤、ピンク、黄色、緑、灰色なども見られます。
サンストーンのもっとも大きな特徴は、表面にときおり浮かぶ金属的な光彩です。長石中にヘマタイトやゲーサイトの微粒子が混入すると全体的に赤褐色を帯びた石となり、微粒子が平行な層になって並ぶと、ときおり虹色の光を反射します。これがサンストーン独特の太陽のような輝きとなります。
名称の由来は、ムーンストーン(月長石)が青白い輝きを放つのに対して、赤い輝きを放つことから名付けられました。
独特の光の出方がアベンチュリンに似ていることからアベンチュリン・フェルドスパー(Aventurine Feldspar)や、太陽のような輝きからヘリオライト(太陽石、Heliolite)という別名で呼ばれることもあります。
サンストーンの主産地であるインドからは色が濃く不透明な石が産出されるのですが、近年アメリカのオレゴン州から透明感のある色の薄いサンストーンが出るようになり、両者を区別するため、オレゴン・サンストーンをヘリオライトと呼ぶ場合もあります。
【注】見かけが良く似た石でゴールドストーンというものがありますが、ゴールドストーンは人工石です。
(パワーストーンとしての意味)
サンストーンの中心的な意味は、文字通り「太陽の輝き」です。
その波動は男性的で力強く、炎のような熱さをもちます。もちろん実際に「熱い」わけではなく、この石を持つ人に対してある種の「熱」を与え、やる気や行動力の源となるという意味合いです。
太陽の光は、喜びであり、生命の源であり、復活です。
サンストーンは、過去の敗北から暗く沈んでしまった心にまさに太陽の輝きを浴びせかけ、忌まわしい記憶を光によって溶かし去り、枯渇したエネルギーを充填し、生きる喜びに目覚めさせ、前向きに立ち直るためのサポートをするとされます。
自分に価値を見いだせず、自信がもてなくて怖じ気づいたり、自尊心を失って他者に依存してしまっている人には、自立するきっかけを与えるとされます。
意識がポジティブに変化すれば独立心が生まれ、成功するためには行動力と冒険心、そして自律心が必要であると気づかせます。
自立と自律心を持ち合わせた人には、さらにその先にある道、リーダーとしての道を開くといいます。
古い時代には、リーダーや統治者と言えば、自分の目的を達成するために他者の力を束ね利用することを意味していましたが、サンストーンの教えるリーダーシップは、自らの力をいかにして他者のために生かすかという点に焦点が置かれています。
そのため、自己の欲望のためにサンストーンを利用しようとするとうまく機能せず、むしろ、困難な状況下においてさえもいかにして自分の力と智慧を発揮し他者のために役立てるかをと考えるとき、もっとも石の力が発揮されるといいます
サンストーンは古代ギリシャでは太陽の神の象徴として崇められ、古代インドでは他国の侵略から守る石とされ、カナダのインディアンの部族は環状列石(メディシンホイール)の中央に置いて儀式を執り行ったと伝えられています。
(ヒーリングストーンとしての暗示)
チャクラ的には、第3チャクラ(中腹)〜第2チャクラ(下腹)にもっともよく呼応するとされます。
特に中腹のチャクラに適しており、この部分は太陽神経叢と呼ばれるように、神経が密集している場所。感情的なストレスがたまりがちで、神経性の胃炎や自律神経、やる気や意志力の問題にも関連します。
サンストーンの放つ温かな波動は、中腹のチャクラを活性化し、怒りや悲しみといったネガティブで抑圧的な感情をクリーニングし、滞っているエネルギーを通す手助けとなってくれると言います。
下腹のチャクラは「丹田」とも呼ばれるように、おへそに力を入れようとするときに使う場所。ここを活性化することで、心身共に元気になり、バイタリティや精力がもたらされると言います。
ストーンヒーリングの分野では、消化吸収や新陳代謝といった胃腸機能を正常化するために用いるという報告もあります。
これは肉体的な意味合いとしてよりは、たとえば「たくさんの事柄がありすぎて消化できない」「周りに物がたくさんないと落ち着かない」「片付けられない症候群」といった精神的な側面からの改善がはかられ、それが肉体面に影響するのではないかと思われます。
冬場の季節障害にも適しているという報告があります。
どこであれ、サンストーンを置いた場所には太陽のエッセンスがもたらされると言います。 冬になって日照時間が短くなると、どうしても鬱っぽくなる人は試してみてはいかがでしょう。サンストーンが放つ明るい太陽のような波動が、気分を持ち上げてくれるかも知れません。
(サンストーンを浄化するには)
水による洗浄、お香、水晶による浄化、日光浴、音叉のいずれかをお奨め致します。長時間の粗塩浄化や日光浴は退色の原因になることがありますので、短時間で済ますほうが無難です。
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