■解説
トパーズは11月の誕生石にあげられている石。
和名は「黄玉(おうぎょく)」と書きますが、他に無色、オレンジ、青、ピンクなどもあります。ただし、ブルーやピンクはほとんどが人工処理されたものです。
また、シトリン・トパーズとは、アメシストに熱処理を施した焼きシトリンのことです。見た目がそっくりになることがあることから、トパーズの代用品として使われました。
【鉱物として見た場合】
トパーズの結晶は一見もろそうに見えるかもしれませんが、モース硬度は8、つまりかなり硬い鉱物です。最も硬いダイヤモンドの硬度は10、次いでルビーやサファイアが9。ちなみに水晶の硬度は7なので、トパーズは水晶より硬い鉱物です。
トパーズの色は、無色と黄色〜黄金色が主流。
代表格は、ブラジルのミナスジェライス州オウロ・プレト(Ouro Preto)から産出する結晶が有名で、特別にインペリアル・トパーズと呼ばれます。
その色はシェリー酒色と呼ばれる黄金色が中心で、濃い黄色〜オレンジや赤っぽい黄色まで幅があります。
他にブルートパーズやピンクトパーズもありますが、天然の状態でブルーやピンクの色がついている石は少なく、あってもほんのり薄い色合いで、すぐに褪色してしまう傾向にあるため、暗所にて保管する必要があります。
現在市場に流通しているブルートパーズの多くは無色の結晶に放射線処理を施したもので、ピンクトパーズの多くは黄色いトパーズを熱処理したものです。
珍しい結晶としては、無色のトパーズにルチル(針状物質)が混入したものがあり、ルチルトパーズと呼ばれています。ただ近年の研究では、これはルチルではなく、トパーズ内に管状の空洞が空き、その中に褐鉄鉱の錆が入り込んでルチルのように見えているという報告が発表されています。
トパーズの主な産地は、ブラジル、スリランカ、インド、パキスタン、米国、オーストラリア、メキシコ。日本からも産出されます。
【名前の由来】
トパーズの名称の由来は2説あります。
ひとつは、紅海に浮かぶ伝説の宝石島「トパジオス島」(現在名ゼビルゲット島)。深い霧が立ちこめ発見しにくい島であるため、古代エチオピア語で「探す」を意味する「トパージン」から島の名前が付けられ、ここから産出する石をトパーズと呼ぶようになったようです。ただ、古代ギリシャ〜ローマ時代にトパーズと呼ばれた石は、実際はペリドットだったようです。
もうひとつは、古代インドで使われたサンスクリット語で「火」を意味する「topaz」から来ているという説。古代ローマ時代には、スリランカからトパーズがもたらされていたらしいと言われています。
【パワーストーンとしての意味】
トパーズは心の平穏をもたらすとされ、嫉妬や陰謀などから持ち主を守り、枕元に置いて寝ると悪夢や夢遊病を止め、憂鬱を祓って明るい希望をもたらすといいます。
また、頭脳に関する事柄に良いようで、脳細胞の緊張を解き、創造的インスピレーションをもたらしてくれるとか。アーティストやクリエイティブ関係の人、さらには時流に合った商品開発の時にも役だってくれそうです。
ペンダントにして胸に下げれば、名誉、幸福、内なる平和を与えるとされ、指輪にして付けると、昇進や金銭的成功をもたらすとされました。
(インペリアルトパーズ)
インペリアルトパーズは「繁栄」と「豊穣」をもたらす石と言われます。
この石をたとえれば、豊かに実った黄金色の小麦畑、人間で言えば円熟味を増した余裕のある人物、経済的・文明的に繁栄した国家・・・。そうした事象に似通った波動を放つとされます。
その波動は、人の心にエネルギーを充電し、余裕や寛容性をもたらし、人生の喜びに気づかせると言われます。物質的な充足のみならず、自分自身の内面にすでにもっている豊かさに気づかせるという意味合いが強いようです。
豊かさに気づいた人は情緒が安定し、気持ちにも余裕ができるため、人間関係を含む多くの方面で好転反応が広がっていきます。
(クリアトパーズ)
無色のトパーズは水晶に似た性質をもつとされますが、より高次のフィールドで作用するとされます。
とくに自ら心に抱いたビジョンを物質世界に現実化するためのサポートをする力が強いとされ、イメージングから具現化までをスピードアップするとされます。
ただしこの作用によって人間の持つ様々な欲望が満たされるということではなく、誤って使うと単に我を強くしてしまい、カルマのバックラッシュを浴びるだけに終わります。
トパーズを使って想念を具現化しようとするときは、人間という存在が、神の共同作業者として様々な世界を創り上げていくのだということを理解しておく必要があります。そのためにも、ポジティブな意図と責任を明確に認識しておかなければなりません。
(ブルートパーズ)
理想と現実とのブリッジ役を果たしてくれる場合があるようです。
メタフィジカルな見方をすれば、ハイヤーセルフとのコンタクトを容易にし、その波動を現世で生きている自分自身と同調させやすくなるということでしょう
また、ブルートパーズは、「真実の石」とも言われます。
隠されている真実を発見したり、怖れや圧力のために真実を口にできない者にはそれを語るサポートをしたり、自らの真実からずれてしまった者にはそれを教えるとされます。
【ヒーリングストーンとしての意味】
古来より強い治癒力を持つと信じられ、古代ギリシャ人はトパーズを「力石」と呼び、内臓疾患や循環器系の治療に使ったと伝えられています。
チャネラーたちの多くは、この石がトルマリンやアンバー同様、一種の磁化装置、つまり電池のような働きをすると述べています。
とくにインペリアルトパーズから放たれる電荷は、緊張して張りつめた細胞を癒し、身にまとっている消極的な波動や混乱を取り除くとされます。その延長線上で、憂鬱や不眠症を改善するのに役立ったり、神経衰弱の時や、落ち込んだりした時、引きこもりがちになった心に良い影響を与えると言われます。ただしこれらの効果は現代医学で証明されているわけではありません。
チャクラ的には、クリアトパーズは主に頭頂部、ブルートパーズは眉間〜喉、ピンクトパーズは胸、インペリアルトパーズは中腹のチャクラによく呼応します。ただ、ヒーリングに用いる場合はケースバイケースで、適切な部位に置くほうが良いでしょう。
(浄化方法)
水による洗浄、ホワイトセージなどのお香、音叉、水晶による浄化のいずれかをお奨め致します。日光浴は褪色の原因になりますので、お奨め致しません。
浄化に関してはこちらへ。
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